新しいXboxでマイクラを動かすとこうなる。詳細なスペックが公開【Minecraft】
あらゆるゲームが劇的に変わる可能性を秘めた、次世代機「Xbox Series X」の詳細なスペックがお披露目された。NVME SSDや最大120FPSのサポートが目玉だが、ビジュアルで分かりやすい部分として「ハードウェアアクセラレーテッドDirextXレイトレーシング(DXR)」が挙げられる。Xbox公式サイトにて分かりやすい具体例が掲載されているので、簡単に紹介する。
Xbox公式Twitterおよび公式サイトにて、一斉に「Series X」のスペックの詳細や、用語解説の記事が公開された。同時にEuroGamerのテック部門「Digital Foundry」にて超絶詳しい解説が投稿されているので、英語に明るい人はそちらもチェックしてみて欲しい。
目次
これ、ゲーム機です
以下の画像は同じくDigital Foundryの動画より。マインクラフトが「DXR」でいかに変化するか見てみよう。
詳細なスペック
「PS4 Proとほぼ同じ高さで、横と奥が15センチ」である。
CPU | 8x Cores @ 3.8 GHz (3.66 GHz w/ SMT) Custom Zen 2 CPU |
GPU | 12 TFLOPS, 52 CUs @ 1.825 GHz Custom RDNA 2 GPU |
Die Size | 360.45 mm2 |
Process | 7nm Enhanced |
メモリ | 16 GB GDDR6 w/ 320mb bus |
メモリ帯域幅 | 10GB @ 560 GB/s, 6GB @ 336 GB/s |
内部ストレージ | 1 TB Custom NVME SSD |
I/O スループット | 2.4 GB/s (Raw), 4.8 GB/s (Compressed, with custom hardware decompression block) |
拡張ストレージ | 1 TB Expansion Card (matches internal storage exactly) |
外部ストレージ | USB 3.2 External HDD Support |
光学ドライブ | 4K UHD Blu-Ray Drive |
パフォーマンスターゲット | 4K @ 60 FPS, Up to 120 FPS |
高い処理能力によって可能になったDXR対応
これはXbox Series XのSoCである。AMDのZen2 CPUとRDNA2クラスGPUにより、現時点で地球上のゲーム機で最強の処理能力を誇るわけだが、その恩恵は単なる「解像度とフレームレートの向上」だけにとどまらず、新たなテクノロジーの導入を可能にした。
Minecraftのテクニカルディレクター・Clayton Vaught氏によるデモである。(実際のゲーム内容ではない) ドット絵で描かれていた立体が、DXRを適用すれば、もはや「画面の向こうにブロックが存在する」かのような現実感のある風景に様変わりする。
DXRによって、光源(溶岩)と物体の距離や光の反射はリアルタイムで計算される。マインクラフトのようなインタラクティブなゲームでも、「リアルっぽい」ではなく「実際の計算を元にした」リアルな光の表現が可能となるのだ。
開発中の画像だが、「Gears 5」はSeriesX版が開発中で、もちろん次世代のスペックに合わせて様々な変更が取り入れられている。具体的には、
- OneXで30FPSだったカットシーンが4K60FPSで動作
- ロード時間が劇的に高速化
- コンタクトシャドウ(物体の影に深みを与える)、植物それぞれのシャドウが友好に
などなど。そして開発中のGears5(SX版)は既に100FPS以上で動作しており、現在マルチプレイモードで120FPS動作ができるよう改善中とのこと。もはやPCである。
何より素晴らしいのは、Gears5のSX版は、One版所有者なら無料で入手可能という点だ。果たしてPS5の互換でも同様の試みがなされるか、気になって眠れない!
クイックレジュームがすごい
素早くゲームを再開できる恐ろしい機能のデモ。未来だ。
公式サイトを読もう!英語だけど
公式サイトでは他にも、遅延を最小化するための様々な工夫など、語り尽くせないSeriesXの魅力が解説されている。コンソールゲーマーは英語の勉強がてら読破しよう。